事務所代表 元プロボクサー行政書士 大町 剛のプロフィール(私が行政書士になった経緯等)
プロフィール
名前:大町 剛(おおまち たけし)
出身校:成蹊大学文学部国際文化学科
取得資格:行政書士、宅地建物取引士。
ファイナンシャルプランニング2級技能士。申請取次行政書士。
その他 プロボクシングC級ライセンス、ファイナンシャルプランニング3級技能士、リテールマーケティング(販売士)3級。ビジネス実務マナー検定2級・3級。こころ検定2級。メンタルケア心理士。メンタルヘルスマネジメント検定U種、V種。
趣味:ボクシング(好きなボクサーはモハメド・アリ、シュガー・レイ・ロビンソン、フロイド・メイウェザーJr、浜田剛史)
読書(何でも読みますが、哲学、社会学、小説等をよく読みます。漫画も好きです。小説は山本周五郎、水上勉、村上春樹、ヘミングウェイ、ドストエフスキーあたりがお気に入りです。シュヴァイツァー「水と原始林の間に」「生い立ちの記」、ラスキン「この最後の者にも」は特に好きな作品です。)
映画鑑賞(色々見ますが、山田洋次、黒澤明、溝口健二監督作品など日本映画が特に好きです。エリア・カザン監督作品も好きです。)
外国人支援活動:学生のころから外国人支援を行い、支援団体「仮放免者の会」の設立にかかわり、同団体の事務局長を務める。出入国在留管理庁に収容されていた外国人の面会は千件以上、その仮放免申請も多数。2013年2月には全国で初めて全国一斉仮放免者実態調査(調査総数541人)を行い調査報告書を発表した。同年5月には調査に基づき子供を含む仮放免者一家等を対象に「仮放免者に在留資格を!」弁護団とともに在留資格取得のための再審一斉申立を行う。同年7月、出入国在留管理庁(旧入国管理局)による初となるフィリピン人チャーター機集団送還に対して抗議し、記者会見を行う。同年10月、東京出入国在留管理局(旧東京入国管理局)に収容されていたロヒンギャ男性死亡事件、2014年11月、同じくスリランカ人男性死亡事件を担当。スリランカ人男性の遺族らと記者会見を行った。これら活動はいずれもTV、新聞などメディアで報道された。弁護士と協力し仮放免者を対象とした無料相談会を多数開催。同団体での活動を通じて千人以上の被収容者、仮放免者を支援。多数の仮放免者を在留資格取得に導く。
私が行政書士になった経緯
高校受験に失敗? 中卒で働き始める。
私が中学生だった1990年半ばから終わりころは、いい高校に入っていい大学に入ればいい会社に入ることができ、そうすれば幸せな人生がおくれるので懸命に勉強をして「受験戦争」を勝ち抜けといった言説が盛んに言われていた時代でした。このような風潮の中では、勉強は他人を蹴落として成功者となるための道具にならざるをえなかったという面がありました。当時の私は、そうした社会がどうしても正しいとおもえず、嫌気がさしていました。加えて初めて真剣に好きになった女の子のことでとても悩んでいて「受験戦争」をボイコット。勉強することをやめてしまいました。その結果、学校の勉強にはもう全くついていけなくなって見事に落第生となりました。ようやく入学した夜間の定時制高校に働きながらしばらく通うも中退し、職も転々としました。劣等感を抱えながら目的のないすさんだ毎日をおくり、両親、家族には随分と面倒をかけました。
プロボクサーにオレはなる!
劣等感を感じながら送る毎日の中で、人に誇れる何かがほしくて始めたのがボクシング。反抗的で生意気なところがあった私はジムの人間関係になかなかなじめず、いくつかのジムを転々としました。そうした経験の中で自分は何もできないダメな人間だという意識が染みついていきました。そんな時電車に乗っていて偶然見かけたボクシングジムの窓ガラスにあった練習生募集の文字がきっかけで神奈川県大和市所在の某ボクシングジムに入会しました。このジムの会長は、反抗的で生意気だった私に対しても底抜けに温かく、やさしく、親身に接してくれました。上達していくたび会長が喜んでほめてくれることがうれしくて一生懸命練習しました。会長から「プロになってみろ」と言われてこんな自分にも何かができると感動し、プロを目指しました。人生に目標ができました。人生が何か明るくなった気がしました。目標をもって努力し生活すると人生はこんなにもその色を変えるのかといったことを強く感じました。
2000年にプロボクシングC級ライセンス取得。しかし、会長が病気で亡くなってしまい、同ジムの選手兼トレーナーとしてしばらく働くことになりました。その時に会長の奥様から会長はボクシングを通じて青少年の育成を考えていた。そのことをふまえて、才能のあるなしにかかわらず親身になって指導するよう言われました。自分もそうして更生させてもらったことに気が付き感動しました。同ジムでトレーナーとして働いたことを通して、自身が学んだことを伝えることで人の助けとなることができることに思い至り、勉強することの意味が自分なりに納得できました。多くを学べば多くの人を助けることができるのではないか。自分が苦しんでいるときに助けてもらったように。そのように考えたわけです。また勉強を通して人と競い合うことについても以前感じていたような人を蹴落としあうというようなネガティブな面だけでなく、競争を通じた成長や努力して競い合った相手への敬意等、ポジティブな面をボクシングを通じて学びとることができました。
大学に入学、卒業。外国人支援団体で事務局長。
それから私は勉強を始め、大検(高卒認定)に合格しました。その後眼疾でボクサー引退後、2009年成蹊大学文学部に入学しました。在学中は仮放免者の会(外国人支援団体)のボランティアスタッフとして活動。大学卒業後は同団体で専従職員、事務局長として働きました。7年間に及ぶ支援活動の中で、出入国在留管理庁から退去強制令書の発付を受け、出入国在留管理庁に収容されるなど苦しい状況に置かれながら、母国に帰国すると迫害を受ける恐れのある難民申請者や、日本人と婚姻しているなどそれぞれの帰国しがたい切実な事情から日本での在留を目指す仮放免中の方々の境遇に直にふれることができました。
ボランティアとして活動を始めた大学入学当初のこと、オーバーステイになってしまったが旦那様は在留資格のある方で、旦那様との間に子供がいるという女性にあいました。女性は出入国在留管理庁に収容されていたのですが、子供は児童相談所に送致されていました。女性もその旦那様もどうしたらいいかと途方にくれていて、相談を受けた時にはどのようにしてもこの家族を助けたいと思いました。すぐに仮放免申請をだして当時の入管の仮放免担当には随分話に行きました。その甲斐あってか女性は早期に仮放免され、子供は児童相談所から引き取ることができました。依頼者の方達が本当に喜んでおられたことを今でも思い出します。この時の経験を通して、私は彼ら、彼女らのために働くことを一生の仕事としようと真剣に考えるようになりました。
そして、行政書士になる。
前述のような外国人の方々をより強く支援するために行政書士試験の合格を目指し、同団体を2016年1月退職。同年同月から某大手食品会社の工場に入社。働きながら行政書士試験の勉強をしました。2018年1月には行政書士試験合格。同年12月宅地建物取引士試験合格。2019年3月15日に行政書士登録。茨城県行政書士会県南支部所属。2019年4月に勤めていた食品会社を円満退職し、同年4月11日、茨城県取手市にて「大町行政書士事務所」を開設しました。
当事務所が目指すもの
事務所理念
当事務所は広く法律を駆使し、業務の遂行を通じて市民の皆様の利便に資するとともに、権利を侵害されている人々の権利を擁護するために力を尽くしてまいります。またそうした人々の権利擁護のための業務遂行を含む諸々の活動をとおして、権利を侵害されている人々のため、社会における新たな人権の視座を獲得していくことをも目指してまいります。
市民の方々の利便性の向上と人権の擁護。
行政書士は、各種許認可申請や、遺言・相続に関連する業務などを行うこと等をとおして市民の方々の利便に資することができます。また法律を駆使しながら権利を侵害されている人々の権利を擁護することも行政書士の重要な仕事です。。特に外国人は、ここ日本においても弱い立場に置かれやすく様々な不利益を受け、権利を侵害されることがあります。当事務所ではこうした外国人の方々の在留資格に関する諸々の業務を行うことをとおして、その権利を擁護することに力を尽くしてまいります。
人権擁護(Human Rights Protection )と人権創造(Human Rights Creation)
様々な理由から出入国在留管理庁に収容され、退去強制令書の発付を受け仮放免された外国人の方々の中には、在留資格を認められてもおかしくないと感じられる方々も少なからずいます。(難民であるとか日本人及び在留資格のある方との婚姻を理由とする等)そうした方々の中には自分たちの置かれた状況を多くの人に知ってもらい、その困難な状況を変えるために一人でも多くの人に声をあげてほしいと感じている方々もいます。当事務所ではこうした方々の声を当人の要望等に基づきその同意を得て社会に向けて発信していく講演活動等をとおして、権利を侵害されている方々のため、社会における新たな人権の視座を形成していくことを目指します。
現在は人権であると考えられていることも当初からそのように考えられていたわけではなく、先人たちの長い闘いの末、その主張するところが人々の支持を集め、最終的には広く社会からの承認、認知を獲得するといったプロセスの中で形成され、いわば創造されてきたのです。当事務所はこうした人権擁護(Human Rights Protection )と人権創造(Human Rights Creation)を目指して邁進していく所存です。当事務所のささやかな活動が権利を侵害され苦しんでいる方々の人権擁護と人権創造の一助となればこの上ない幸せです。
事務所モットー 「人を大切にする」「街の法律家」
当事務所のモットーは「人を大切にする」と「街の法律家」です。
どのような理念を掲げても目の前の「人」を大切にできなければ意味がありません。当事務所は、依頼者の方相談者の方、業務に協力していただく士業の先生方など目の前の「人」を大切にすることをモットーに日々の業務を積み重ねてまいりたいと思います。
行政書士は「街の法律家」といわれます。当事務所も親しみやすさを心掛け、些細な相談でも丁寧に対応させていただきます。どうぞお気軽にご相談ください!